家庭教師で日大基礎学力到達度テスト対策

プロ家庭教師が、基礎学力到達度テスト攻略法等についてお話します。

日大・基礎学力到達度テストの数学は「範囲が膨大」 ――高2から動かないと、間に合いません

 

日大付属 ・ 数学/保護者・高1高2生へ
日大・基礎学力到達度テストの数学は「範囲が膨大」
――高2から動かないと、間に合いません

数Ⅰ・A・Ⅱ・Bの全単元が一度に問われる試験。しかも2026年4月実施回で数学は明確に難化しました。過去問演習“だけ”では合格点が届きにくくなった理由を、単元マップとともに解説します。

「日大は付属だから、数学もそのうち何とかなる」――もし少しでもそうお考えなら、いったん立ち止まってください。基礎学力到達度テストの数学は、数Ⅰ・数A・数Ⅱ・数B の全単元が対象です。範囲の広さを甘く見た結果、高3の春に取り返しがつかなくなる――そんなご家庭を、何度も見てきました。

まず見てほしい ― 数Ⅰ・A・Ⅱ・B「全単元マップ」

基礎学力到達度テスト(高3・4月)の数学で問われる範囲を、教科書ごとに並べたのが下の表です。これがすべて、一度の試験範囲です。

教科書 基礎学で問われる主な単元 大単元数
数学Ⅰ 数と式 / 集合と命題 / 2次関数 / 図形と計量(三角比)/ データの分析 5
数学A 場合の数と確率 / 図形の性質 / 整数の性質(数学と人間の活動) 3
数学Ⅱ 式と証明 / 複素数と方程式 / 図形と方程式 / 三角関数 / 指数関数・対数関数 / 微分法・積分法 6
数学B 数列 / ベクトル / 統計的な推測 3
合計 4冊ぶんの内容が、一度の試験範囲に 17
範囲の実態
大単元だけで17。さらに「2次関数」なら最大・最小、判別式、解の配置…と各単元が細目に枝分かれします。細目まで数えれば、優に数十項目。これを、他教科と並行して仕上げなければなりません。

1なぜ、この範囲が「膨大」なのか

一般的な大学入試なら、志望校の傾向に合わせて捨てる単元を作る戦略も取れます。しかし基礎学の数学は――

  • 特定の単元に絞れない / 数Ⅰ・A・Ⅱ・Bから満遍なく出題される
  • 「積み上げ式」 / 2次関数が甘いと三角関数・微積で崩れる、数列が甘いと後がつながらない
  • 融合問題 / 図形と方程式×三角関数など、複数単元をまたぐ設問が合否を分ける
つまり
どこか一つでも穴があると、そこが失点源として最後まで残ります。「広く・つながって・深い」――これが基礎学数学の正体です。

22026年4月実施回で、数学は明確に難化した

そのうえで、直近の傾向です。2026年4月に実施された高3生対象の基礎学(数学)は、明確に難化しました。指導の現場で答案を見ていて、はっきりと感じています。

  • 計算量が増え、時間内に完答しづらくなった
  • 誘導が減り、自分で解法の方針を立てる力が問われるようになった
  • 融合・応用の比重が上がり、単純な暗記・パターン当てはめが通用しにくくなった
ここが重要
「例年どおりの対策」では、例年どおりの点は取れなくなっています。とりわけ数学は、この難化の影響を最も強く受けた科目です。
(※在籍校で平均点・順位の資料を受け取っている場合は、この場所に実際の数値を添えると、より説得力が増します)

3過去問演習「だけ」では、もう合格点に届かない

「基礎学対策=過去問を回す」と考えているご家庭は多いです。もちろん過去問は必須です。しかし、過去問演習“だけ”では、もう合格点に届きにくいのが現状です。

過去問“だけ”が危ない、3つの理由

  • 難化で、過去問と同じ手応えでは足りない / 過去問で7割取れても、本番で同じ点は保証されない
  • 「解けなかった単元」を埋める作業は、過去問だけでは進まない / 演習と“単元の学び直し”は別物
  • 解説を読んで「わかったつもり」で終わる / 自力再現まで持っていく指導がないと、点にならない
過去問の正しい使い方
過去問は「弱点を発見する道具」です。発見した穴を、単元単位でさかのぼって埋める――この往復ができて初めて、演習が得点に変わります。独学で最も抜けやすいのが、まさにこの部分です。

4高3では遅い ― 範囲量から逆算した結論

ここまでの範囲量を、時間で割り算してみてください。17の大単元・数十の細目を、弱点補強まで含めて仕上げる。これを高3の限られた期間で、他教科と並行して――物理的に間に合いません。

高3の春に多いご相談
「高2の数学がボロボロで…」「今からで間に合いますか?」――最も多いのが、この“高3の春”の相談です。正直に申し上げて、高2の穴が深いほど、高3のハードルは跳ね上がります。

だからこそ結論は明確です。数学は、高2の時点から動き始めること。高3は“仕上げと難化への上乗せ”に使う時期であって、“基礎の穴埋め”に使ってはいけないのです。

5高2から、家庭教師を使うべき理由

これだけ広く・つながった範囲を、難化に対応しながら計画的に仕上げるには、独学や集団授業では限界があります。高2からの家庭教師が有効なのは、次の理由からです。

  • 弱点を単元単位で特定し、さかのぼって埋められる / 「どこから崩れているか」を一人ひとり診断
  • 膨大な範囲に“順番”をつけられる / 積み上げの依存関係を踏まえ、やる順を最適化
  • 難化した設問形式に合わせて演習を選べる / 古い過去問だけに頼らない
  • 高2のうちに“貯金”を作れる / 高3を、難化への上乗せに専念できる状態にする
逆算の発想
内部進学の数学は、「高3で頑張る」ものではなく、「高2までに、頑張れる状態を作っておく」ものです。範囲が膨大で難化しているからこそ、スタートを早めた家庭が、そのまま有利になります。

まとめ

  • 基礎学の数学は 数Ⅰ・A・Ⅱ・B の全単元(大単元17・細目は数十)が一度に対象
  • 範囲は「広く・つながって・深い」ため、穴が一つでも最後まで失点源になる
  • 2026年4月実施回で数学は明確に難化し、例年どおりの対策では届かない
  • 過去問演習“だけ”では合格点に届きにくい(弱点の単元補強が不可欠)
  • 範囲量から逆算すれば、高3では遅い ― 高2から動くのが正解
  • 膨大な範囲を計画的に・難化対応で仕上げるなら、高2からの家庭教師が最短

生徒さんが高1・高2の今こそ、数学の“貯金”を作る最後のチャンスです。「まだ大丈夫」と思えるうちに動いた家庭だけが、高3の春を余裕をもって迎えられます。

生徒さんの数学の“穴”を、単元単位で診断します

現在の学年・答案から、何をどの順で固めるべきかを具体的にご提案します。勧誘はいたしませんので、ご安心ください。

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※基礎学力到達度テストの出題範囲・単元区分・難易度・配点、および内部進学の選考基準は、年度・実施回・在籍校により異なり、変更される場合があります。単元の分類は一般的な高校数学の教科書区分に基づく目安です。必ず在籍校および日本大学の最新の公表資料・配布物をご確認ください。本記事の難易度に関する記述は、指導経験に基づく筆者の見解です。