日大付属 ・ 保護者必見
基礎学力到達度テストで後悔しないための
勉強法と、家庭の関わり方
勉強法と、家庭の関わり方
「親として、何をしてあげればいいのか」――付属校の保護者の方から必ずいただくこの問いに、具体的にお答えします。
日大付属高校にお子様を通わせている保護者の方から、必ずと言っていいほどいただくご質問があります。「親として、何をしてあげればいいのでしょうか」今回は、後悔しないための勉強法と、ご家庭の関わり方を、具体的にお話しします。
目次
保護者の役割は「教えること」ではありません
最初に、最も大切なことを申し上げます。保護者の役割は、勉強を「教えること」ではありません。勉強できる「環境と心の状態」を整えることです。
親が勉強を教えようとすると、ほぼ確実に次のことが起こります。
- ✕「なぜこんな問題もできないの」と感情的になる
- ✕子どもが萎縮し、質問しなくなる
- ✕勉強の時間が、親子喧嘩の時間に変わる
- ✕勉強そのものを「嫌なもの」と結びつけてしまう
構造的な問題
これは愛情不足ではなく、親子という最も近い関係だからこそ起きる、構造的な問題です。
これは愛情不足ではなく、親子という最も近い関係だからこそ起きる、構造的な問題です。
学年別・押さえるべき勉強法
| 学年 | この時期にやるべきこと | 最大の注意点 |
|---|---|---|
| 高1 | 基礎の徹底。学習習慣の確立 | 「まだ先の話」と油断しないこと |
| 高2 | 最重要期。既習範囲の総復習と弱点潰し | ここでの成績が土台になる |
| 高3 | 仕上げ。過去の出題形式に沿った演習 | 土台がなければ挽回は苦しい |
勝負の年
特に高2は、内部進学の「勝負の年」です。部活の中心学年で最も忙しい時期だからこそ、限られた時間をどう使うかが決定的に重要になります。
特に高2は、内部進学の「勝負の年」です。部活の中心学年で最も忙しい時期だからこそ、限られた時間をどう使うかが決定的に重要になります。
科目別・攻略方針
英語
- ▸語彙・文法の基礎を、確実に固める(付け焼き刃では通用しません)
- ▸長文を、毎日少しずつ読む(読解スピードは積み重ねでしか上がりません)
- ▸音読を習慣に(最も効果が出やすい学習法のひとつ)
数学
- ▸典型問題を、短時間で正確に処理できるようにする
- ▸「解ける」ではなく「時間内に解ける」を目指す
- ▸間違えた問題を、自力で再現できるまで繰り返す
国語
- ▸漢字・語彙は、日々の積み重ねで確実に得点源に
- ▸読解は、設問の処理手順を身につける
- ▸時間配分の練習を必ず行う
結論
いずれの科目も、共通するのは「基礎の定着度がそのまま点になる」という点です。奇をてらった対策は不要。基礎を、確実に、徹底的に。これに尽きます。
いずれの科目も、共通するのは「基礎の定着度がそのまま点になる」という点です。奇をてらった対策は不要。基礎を、確実に、徹底的に。これに尽きます。
家庭の関わり方
| やるべきこと | やってはいけないこと |
|---|---|
| 生活リズムを整える | 勉強内容に細かく口を出す |
| 集中できる環境を用意する | 感情的に叱る |
| 体調と食事を支える | 他の子と比較する |
| 必要な情報(必要順位等)を把握する | 親の不安をぶつける |
| 専門家に任せる判断をする | 親が直接教えようとする |
「見守る」とは、放置することではありません。環境を整え、情報を集め、必要なときに手を打つ――それが、保護者にしかできない仕事です。
「言ってはいけない言葉」と「かけるべき言葉」
| 言ってはいけない | かけるべき言葉 |
|---|---|
| 「勉強しなさい」 | 「今日はどの科目をやる予定?」 |
| 「なんでこんな点なの」 | 「どこでつまずいたか、一緒に見てみようか」 |
| 「◯◯くんはできてるのに」 | 「前より、ここは伸びているね」 |
| 「このままだと日大も危ない」 | 「必要な点数まで、あと何点か調べてみよう」 |
違いは明白
命令ではなく、問いかけを。非難ではなく、次の一手を。親の焦りは、必ず子どもに伝染します。だからこそ、保護者の方には「最後の砦」としてどっしり構えていただきたいのです。
命令ではなく、問いかけを。非難ではなく、次の一手を。親の焦りは、必ず子どもに伝染します。だからこそ、保護者の方には「最後の砦」としてどっしり構えていただきたいのです。
第三者を入れるという選択
ここまで読まれて、「言うのは簡単だが、実際には難しい」と感じられたのではないでしょうか。その通りです。親が冷静さを保ち続けるのは、本当に難しいこと。だからこそ、親子の間にプロという緩衝材を置くという選択があります。
- ○子どもは、親に怒られる心配なく質問できる
- ○親は、勉強の中身に口を出さなくて済む
- ○客観的な立場から、弱点と必要な対策を示せる
- ○家庭内の空気が、目に見えて軽くなる
よくいただく声
「家庭教師を入れてから、親子喧嘩が激減した」――これは、多くのご家庭からいただく言葉です。
「家庭教師を入れてから、親子喧嘩が激減した」――これは、多くのご家庭からいただく言葉です。
まとめ
- ▸保護者の役割は「教えること」ではなく「環境と心を整えること」
- ▸高2が内部進学の勝負の年
- ▸基礎の定着度が、そのまま点数になる
- ▸命令ではなく問いかけを。親の焦りは必ず伝染する
- ▸親子の間に、プロという緩衝材を
付属校の3年間は、あっという間に過ぎていきます。「あのとき動いていれば」と後悔しないために、今できることから始めてください。
※基礎学力到達度テストの実施時期・出題科目・配点、および内部進学の選考基準は、年度や在籍校により異なり、変更されることがあります。必ず在籍校および日本大学の最新の公表資料をご確認ください。本記事は指導経験に基づく一般的な見解です。